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The Dramatics (根岸ハイツ 夏の思い出)



夏はいつもココでパーティ.

鎖国政策が行き詰まり開港されて以来
ヨコハマの山手地区は在住のアッパークラスの欧米人が多く
彼らがヨコハマ文化の形成に大きく貢献してきたおかげで
「住んでみたい町ランキング」で常に上位をキープ.
港,ブラフと呼ばれる丘,異国情緒がキーワードなのだろう.

一方でそのヨコハマは米軍基地の町でもある.
といってもヨコスカの様に軍備されていて
空母が入港すると若いネイビーが街にあふれるというわけではなく
居住区がメインだから駐留の士官とその家族が暮らすため
なんともアメリカ的な長閑な日常生活が繰り広げられているから
ウサギ小屋から眺めている僕達にはなんともうらやましい.
もちろん米軍基地がこの国からすべてなくなることが一番いいのだが・・

良くも悪くもそんな「フェンスの向こうのアメリカ」は
僕達の社交場でも有り大人になるための道場でもあったのかもしれない.
今はアメリカって国があまり好きではないけど過ぎ去りし日の甘酸っぱい思い出なのだ・・・

すでに無くなった本牧エリアと並んで僕達の遊び場所だったのは根岸ハイツ.
この横浜の山手からちょっと歩くと小高い丘に根岸森林公園があるけど
隣接して占拠する根岸ハイツは士官クラスの居留地.

ここはアメリカ.

フェンスの中のハイツは緩やかな起伏をきれいに手入れされた芝生で覆い
そこにポツンポツンとアメリカンハウスが建ち並んでいる.まさにハイツ.
ゲートに立つネイビーがいなければ平和を絵で書いたような景色が広がっている.

僕達がビッグ・ウェンズデーを実践中で遊びたくてしょうがない頃
夏になるとこの根岸ハイツでパーティがあった.
そう,よくアメリカ映画で若者達がやるパーティ.
それがココで繰り広げられていたのだ.
YCACでもパーティはよくあったけど
ちょっと上品で柄にもなく緊張したりして.

そのころアメリカ被れの僕達がそんな最高に面白いパーティに行かないわけが無かった.
丁度,この根岸ハイツに住んでいた女の子とイイ仲だったし
もう「オレは,今日本人の中で一番だぜ!」なんて有頂天.
そのころ元町・山手・本牧あたりで遊んでいた人たちは大概そんなパーティに明け暮れていたから
特別でも何でもなくて勘違いもはなはだしい時期でもあった.

パーティといえばやっぱり酒と音楽とダンス.
とりわけチークダンスは当時のパーティには無くてはならないものだった.
旨いハンバーガーとバドワイザー.そしていかしたアメリカンミュージックで気分も上々.
心地よい酔いがまわりはじめ気分も軽くなり今この時間をエンジョイ.
ハチャメチャになりながらも過激になることはなくゆるゆる気分でリラックス.
そんな時でもチークタイムに向けてパートナー確保は怠らない男どもは見ているだけでも微笑ましい..
何しろチークタイムにあぶれてはこのパーティも台無しになってしまうからだ.
ココで一番大事なのは紳士的にクールにチークダンスのパートナーを申し込む事.
どんなに馬鹿騒ぎをしていてもこの瞬間だけは相手をリスペクトがマナーだ.

軽快な音楽からミディアムテンポに変わりだすともうそろそろチークタイムへの助走開始.
みんな馬鹿騒ぎをやめてサッサとさっき確保したパートナーのもとへ行って
軽くおしゃべりしながらミディアムテンポの音楽に体を軽く揺らしウォーミングアップに努めるのだ.
パーティ会場が徐々にマッタリとした空気に包まれ最高潮に達する寸前に・・・
来たー!甘いとろけるようなソウルバラード.

くぅ~!たまらん!

僕はそっとパートナーの手を取り体を引き寄せスムーズでゆったりとした動きで軽くパートナーをリード.
そして自然に,あくまでも自然にパートナーの腰に腕を回しさらに体を引き寄せる.
もう二人には周りの雑音は聞こえない.少なくとも僕には聞こえない.多分パートナーも・・
聞こえるのは甘いバラードと二人の鼓動だけだ.
そしてそんなときに限って聞こえてくるのはドラマティックスの「イン・ザ・レイン」.



チークというと必ずターンテーブルに載る曲があるものだけど
その中のひとつにこの「イン・ザ・レイン」はあった.
フロアに雨音にかぶさるようにギターのイントロが始まると
僕を含めた男達は「よしっ!」と心の中でつぶやくのだ.
この曲はどうしてか知らないけど女の子をセンチメンタルな気分で心細くさせるようで
「独りにしないで」となる可能性が高い.
だから,ここが勝負と自然と腰に回す手に力が入ってしまうもの当然の成り行きだったのだ.

ドラマティックスといえばコレもヘビー・ローテーション.
「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」




こうしてあま~い時間が流れ
やがてパーティはフェードアウトしていく.
みんなこのパーティをなごり惜しむかのように気だるい空気を残し徐々に家路に.
あるいは本牧か中華街のBARへ.
そして上手くいけば素敵なレディを助手席に乗せて山手を港の見える丘公園までドライブだ.

当時の横浜ではチークダンスを上手く踊ることは男の必須条件.
僕達はこうやって少しずつ外国の空気を吸い横浜文化の一面を受け継いでいくとことになるのだった.
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